日本社会の疑問を考えるブログ

日本社会で生きづらさを感じるすべての人へ…

税金はみんなのものです

 自分が払ったから税金は自分のものだと考えている政治家がいるが…。

 

 

新聞記事からの引用より

こちらより続く~

K氏は会合で「披露宴で若いお嬢さんに『まもなく結婚するんですね』と話しかけるとたまに『しません』という方がいる」とも発言。その場合、K氏は女性に問いかけを続けるといい、「老人ホームは誰が運営しているかわかりますか」「若い方が働いて税金を納めて運営している」「子供が生まれないと、人様の税金で老人ホームに行くことになる」と畳みかけるとも披露した。

毎日新聞2018年05月11日号、毎日新聞社、第51181号、14新版、p28

議員退職後の本人のプライバシーを考え、本名は引用せず、イニシャルにしています。

 

税金は自分だけのものと勘違いしていませんか?

 この政治家は何を勘違いしているのだろう。「人様の税金で」*1って完全に自分で納めた税金は自分のものだって感じが読み取れる。公務員は税金が給料なのは周知の事実だが、まるで税金は払った人だけのものだと読み取れる言動には正直疑念を感じざるを得ない。あくまで税金というのは、国民全体を相互扶助するために払うものであり、逆に自分が何もできなくなった時助けてもらうためにあるものである。

 もちろん、だからと言ってさぼり続けるのも問題だが、事情があって貢献活動ができない人のことを考えてほしいものだ。それを差し置いて「事情なんて関係ねぇ!貢献しろ!」というのは乱暴ではないか。

*1:ここから、誰にも助けを求めることが許されない息苦しい社会とも解釈できるが、それは別の記事で述べる。