日本社会の疑問を考えるブログ

日本社会で生きづらさを感じるすべての人へ…

迷惑をかけないではなく、かけあうのはお互い様と考えましょう

 小さい頃から迷惑かけるなと教わったと思うが、私はそれに異議を述べたい。

 

「人に迷惑をかけないようにしなさい」

 多くの日本人が、小さい頃に言われたことだろう。そのため極度に迷惑をかけることを忌み嫌う。逆にその場で迷惑をかけていると思われる人に対しては自分が被害を受けているか否かに関わらず嫌悪し、排除しようとするようになる。
 

迷惑をかけてはいけない社会の末路

 まずマイノリティは排斥される。彼らが嫌いな日本人にとっては迷惑でしかないのだから。というのも、マイノリティ達はマジョリティに何らかの配慮を求めてくるからだ。
 ではマイノリティが排斥された後はどうなるか?マイノリティを排除する理由と同じ理由により、マジョリティ側にも排除される可能性がでてくる。すなわち、たとえどんな状況に陥ったとしても、他人に配慮や援助を求めることができなくなる。もし何らかの理由によりマイノリティになった場合あるいは支援が必要となったということは、それは同時に社会から「死ね」と言われることを意味する。*1結果残るのは自己責任で生きるか、死ぬかの2択しかない窮屈な社会である。
 

いいんですよ、迷惑かけて

 だから、少しでも生きやすい社会にするため、迷惑に寛容になったらどうか。*2自分が迷惑をかけてもいいかわりに相手の迷惑を許す。そうすることで救われる人が多くいるはずだ。
 どうしてもこれだけでは自分が許せない、と考えるなら、自分がかけた迷惑の分だけ他人に何らかの貢献でお返しするというのを考えたらどうか。

*1:自分だけではどうしようもないし、かといって助けも求められないため。

*2:もちろん、自分勝手に迷惑をかけ続け、相手の迷惑には鬼の首を取ったようにバッシングする、というのはよくない。