日本社会の疑問を考えるブログ

日本社会で生きづらさを感じるすべての人へ…

え?学校を軍事利用するんですか?

 まさか日本が、「学校を軍事利用しない」と宣言していないことには驚いた。

 

 

ニュースで分かった現実

withnews.jp

 この記事では、かえつ有明高等学校(東京都江東区)の生徒有志の団体「がっこいっしょ隊」が、独自に文献調査を行い、日本が学校保護宣言に調印していないことを発見した。そこで、調印を嘆願しようと防衛省へ直談判に行ったものだ。

 日本人もお上の言うことには絶対服従、という思考が続き、また今の政権を見ると政府に不利な活動を押さえつけそうな予感*1がするのだが、まだまだ抵抗勢力がいることに安心した。それと同時に、「学校を軍事利用しない」ことを約束した学校保護宣言を多くの先進国が調印している中日本は調印していない*2ということに驚愕した。裏を返すと、これは「学校を軍事利用する可能性がある」ことを如実に表しているというわけである。

 

これ何の冗談ですか?

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 いや、それだけでない。なんと防衛省が「軍事研究に対し補助金を交付する」と学校を軍事目的に使用する気マンマンになり始めたのだ。…ったく、日本は戦時中から何も成長してませんな!戦時中大学を作戦拠点だとか、戦闘機の滑走路にしたりで死ななくていい多数の若者を戦地に送り込んで。何?「当時の若者は『天皇陛下万歳』とお国のために死ねることを大いに誇りに思っていた」だと?あのさぁ…。それただの作り話だから。ほとんどは泣きながら自分の母親の名前を叫んだり、あるいはうめき声で死んでいったんだぜ。これのどこが「誇りをもって死んでいった」んだよ?「死にたくないのに国の勝手な政策で死ぬことになった」んだろうが。

 どうせ今度は学校の必修科目に「防衛学」とか「軍事教練」といったものを組み込みたいんだろ。前々から体育の授業が軍隊式だったり、道徳(≒修身)を正式科目化したり、軍隊関連に賛同する発言を聞いているとそう見えるよ。全くここは物質的に豊かな北朝鮮みたいだよ。自民党の議員どもは大学を金正日政治軍事大学にしたいようだな。

 

若者を戦地に送るな

 おまけに武藤議員に至ってはTwitterで「戦争に行きたくないというのは身勝手」という内容の発言をした。死にたくないから戦争は嫌だ、というのと戦争がしたいから若者に死んでもらう、というのではどちらが身勝手だよ。どう見ても国の方だろうが!なんの関係も恩もないのに勝手に人の生命に踏み込んできて、いきなり「お国のために死ね」って。何?「お国のために働けるという素晴らしい機会だ」?ブラック企業のやりがい搾取と一緒だな。日本って国そのものがブラックなのか?別に国のために働けることが素晴らしいこととは限りませんって。というか死ぬのが素晴らしい機会なの?んなわけねーだろ。若者のこの先の未来と比較したら、いくら国のためとはいえど死ぬことなんてハイリスクローリターンでしかないですってば。

 まったく…そんなに戦争がしたいんならお前ら戦争賛成の議員だけでやってろよ。特に国会議員は年寄りがいっぱいなんだから。

*1:共謀罪法案や、自民党議員による高校生の政治活動に関する発言をみると、そのような気がする。

*2:ジェノサイド条約など、先進国として重要な条約・宣言に調印していないものが数多くある。