日本社会の疑問を考えるブログ

日本社会で生きづらさを感じるすべての人へ…

そんなに権利がお嫌いですか?

 日本人はなぜか「権利」というものを毛嫌いする。それが自分にとって都合がよい、あるいは一時的には痛手でも最終的に自分に返ってくるものであっても…。

権利を「義務化」する例

 こんなニュースを見かけた。
headlines.yahoo.co.jp
 男性の育児休暇取得率があまりに低いのは日本の問題だ。前にも書いたが、法律には育児を男性がしても女性がしてもよい。だから育児休暇はどちらがとっても良い。しかしながら日本では育児休暇を男性が取得することを悪と扱われる節がある。結局積水ハウス株式会社はそれを見かねて取得を「義務化」したというのだ。
 男性の育児休暇取得にとどまらず日本人は権利を行使することをためらいがちで、また権利を行使しようとする者を不届き者とみなすようだ。クソ経営者やクソ政府にとって都合がよい奴隷に他ならない。唯一の救いが、(完全とはいいがたいが)このような劣悪で権利が蔑ろにされている状況がオープンになっていることで、外からの評価ができやすい点である。そして外から改善勧告をを受けて、しぶしぶと改善に着手するのである。この時点で支配者層は奴隷を搾取する主人と何ら変わりがないのだが、それに加えて奴隷どもの行動も目に余るものがある。権利が認められるようになったにもかかわらず、その権利を行使しようともせず、むしろ行使しようとする者の足を引っ張って妨害し、チャンスを手放させようとする。*1もっと言うと、対外的には権利を行使できるように見せかけて心理的に行使させないようにする*2支配者もグルとなっている。だからいつまでたっても改善しないのだが、それを見かねた外部の人間がさらに強い改善要求をする。そこでやっと、義務化する形で権利行使させるわけである。
 つまり、日本人は権利を行使するのがお嫌いな民族で、義務化しないとできない奴隷なのである。

なぜ権利が嫌いなのだ?

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 支配者層なら言い分はある程度はわかる。奴隷が権利行使をしたらそれこそ現場が滅茶苦茶になるからだ。が、そもそも奴隷が権利行使をしただけで問題が生じる現場は、それ自体に問題があると考えないのだろうか?そもそも人員が不足している、あるいはその人員のキャパシティを超えているといったことも問題になってくるはずなのだが、完全放置する気か?それと、その現場を作ったのは紛れもなく支配者、お前だろうが!君たちが采配を間違える(意図的にしているのかもしれないが)せいで現場が破綻しかけているんだがw。他人の権利を認める法律すら満足に守れない支配者に何ができるというのだ?何?俺はここまで成長させてきた?いい加減にしろこの人格破綻者が。それはルールを無視してやったことなんだろうが。ルール守らないのだったら誰でもできるよw。言っとくがそれだけだと支配者としての資質なし、他の人間とくらべどこも有能でないなw。むしろルール違反して酷使しているあたり人格が最低で総計他の人間よりひどいやつだなw。
 奴隷どもにも言っておく。権利を行使することで行使者は望んだと売りの行動ができ、行使しやすい雰囲気を作る手助けになる。雰囲気でしか行動できない無能日本人どもにはアシスト機能になりうるだろう。そのくせして権利を行使することの何が問題だ?言えるものなら言ってみろカスどもがw。どーせ自分が苦しんでいるから相手も苦しまないと許せないだけだろw。

ためらわず権利を行使しよう

 権利行使することは奴隷脱却につながる。支配者には搾取ができないことを思い知らせるチャンスである。また法律すらまともに守れないのにマネジメントをする資格などないことを身をもって学んでもらうチャンスでもある。また、奴隷同士の相互監視も打ち破る契機になろう。誰かが権利行使をすることを認めるようになれば全員が権利行使をしやすくなる。結果よりよい環境となるであろう。
 日本人の皆さん、権利を行使することは悪ではありません!法律で認められているのですから。どんどん行使してよりよい環境にしていきましょう!

*1:具体的には、有給休暇や未払い賃金の時効を迎えさせるようにすることなど。

*2:行使したものの評価を意図的に下げる、部屋に缶詰にしてパワハラまがいのことをする、など。