国債について
日本の国債は元本保証がつくため非常に格付け会社から高評価を受けている。しかし、私はこれらに対し疑問を呈したい。
はじめに
紙媒体だったころの国債の画像。今はデータ化されているので、信用がなくなったら何もなくなってしまう。
証券会社のページや各種広告媒体で日本銀行の「個人向け国債」の宣伝がなされている。金利が非常に低い*1ものの、最低購入金額が1万円*2で、元本保証*3のため価格変動リスクが存在しない。地政学リスクも低い。従って格付け会社からの評価は非常に高い。が、その裏には大問題を抱えている。
借金の大きさ
まず、国債(個人向けに限らない)発行額とGDP(国の儲けと考えてよい)の比を見てみよう。
第5位 イタリア 131.81
第4位 レバノン 146.79
第3位 バルバドス 157.33
第2位 ギリシャ 181.78
…では、日本は…
日本 237.65 第1位
発行額は平成30年度で1,498,856億円で、国民1人あたりだと1,152,966円(人口を1億3千万人と、多めに見積もってもこの値)。
記事執筆時(2019/01/27)に記載されていた値(2018/10/17での値)を引用したため、上記記事内とは値が異なることがあるが、まあ日本が首位陥落をすることはないだろう。
おめでとうございます!財政破綻を起こしたギリシャに大きな差をつけ、日本が堂々の1位を獲得しました!…いやいや、めでたいことなんかない。とんでもない。ワースト1位じゃないか。そもそも、国債は政府の借金なんだぜ?儲けの2倍以上が借金で、国債を返済するために国債を発行するって、サラ金で金を借りすぎて返済のため借り入れをする多重債務者と変わりないじゃないか。が、バカウヨとか御用経済学者、政府は何としてでもこの事実を隠したいのか、「これは借金ではない!資産だ!」とのたまう。えーと、資産とはおっしゃりますけどね、その資産はどこにあり、誰が管理してるの?ほらみろ、やっぱり国民じゃないか!なんで貸し手と債務保証人が一致してるの?もしかして、お前はさんざん借金(本来はないはずの例外として設けた赤字国債ですら毎年発行している始末)しておいて首が回らなくなったら国民にカツアゲをしに行くというのだろう!金を貸したのかあげたのかわかんねぇな。いっそのこと責任者は893に連行されて体で支払ってもらう方がいいクスリになるんではないですかねぇ。
地政学リスクの裏側
地政学的リスクについても、単純に日本人がバカ丸出しの奴隷でしかないためだ。国や目上にはどんなことがあっても逆らわず、反逆者の足を引っ張って相互監視をする…支配者にとって都合がよいことこの上ない(しかもそれを武士道精神などと正当化する始末w。そうでもしないとプライドが許せないんだろうねぇ)。毎年のように借金をしていく政治家もバカ丸出しだが、国民はそれ以上にバカでした、というオチね。
終わりに
一見日本の個人向け国債は安全資産として有効に見えるが、いつどうなるかわからない。これが嵐の前の静けさかもしれない。日本政府がデフォルト状態になり、国債が紙くずどころか何もなくなってしまう日もそう遠くないかもしれない。まぁそんなときになったら戦時中で培ったプロパガンダ技術で「国債を買わないもの、政府に金品を献納しないものは非国民です」とか言ってカツアゲをはじめ、馬鹿な国民はそれにまんまとつられ、プロパガンダをお得意の同調圧力で増大していくんだろうけど。
…日本政府に資産をカツアゲされたくない?では、とにかくタンスや銀行口座にしまおうとせず、資産運用しましょう。特に、外貨建てにしておけばこのような事態になっても資産価値は保てるし、外貨両替の手間を考えるとカツアゲのタイミングを遅らせることができる可能性があります(この間に資産を政府から見つからないように隠しておきましょう)。したがって、外国株取引をお勧めします。特に米国株は株主優待がない分配当が高くなっています。
それと、いまさらこんなこと言うのも徒労に感じるが、とりあえず政府の馬鹿どもに一言。
「ご利用は計画的に」