日本社会の疑問を考えるブログ

日本社会で生きづらさを感じるすべての人へ…

Anarchyな価値観が日本を救う

 日本では、上に従うものという暗黙の了解ができており、反発することはあまり見られない。しかし、疑問を持ち反発することは奴隷からの脱却であり、幸福につながると考えられる。

 

 

日本の一般的な価値観

 日本人や、日本の価値観として「どんなことがあっても上には逆らわないこと」ということが言える。総論的で分かりにくいかもしれないが、具体例を挙げればわかるだろう。例えば、ブラック企業は日本にそこかしことあるのにもかかわらず全く一掃されていないし、不正問題が多発する安倍内閣にしても国民の監視が機能せず結局はなかったことになる。いずれにせよこのような価値観があれば一掃されるか、少なくとも連日にわたり国民が行動しその一部が破壊されているはずだ。しかし、そんなことは全くない。これは、国民が上記のことを考えているからに他ならない。従ってどんな理不尽を受けようが黙って従い、上のものには白紙委任するのである。

 

考えよう、行動しよう

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 そこで、私はAnarchyな思考を提案する。私なりにAnarchyを以下のように定義する。

権威となる人物が良しとする、すなわちそれに洗脳された一般民衆大多数の思考・行動を妄信(これをHierarchyとする)することなく、自分の価値観や倫理観・道徳観で善悪やそれに対する利益不利益を判断し、それに従い思考・行動すること。同様に自身の持つ権利を最大限主張する。ただし、人を殺すことなど、人の権利を奪うことは除く。

 こういった思考・行動を行うことで、自身が上の人間の奴隷となることを防ぐことができる。権威が良しとしていることは、それが道徳的・倫理的に善であると言えるためであるとは限らない。単純に上の人間に都合がよいから、そんなプロパガンダを流しているにすぎないこともある、いやそちらの方が多いであろう。したがって何も考えずに権威に従うことは彼らを有利にすることであり、こちらが不利になることさえ大いにありうる。

 また、Hierachyな考え方による被害を食い止めることもできる。奴隷根性とはいっても、結局は権威のいうことを無条件に信じているのではなく、自分がされて苦しかったから、相手に対し抑圧移譲をしようと考え(日本人はこの考え方が強い)、その手段として権威の考えを利用しているにすぎない。したがって、権威の考えを疑い、自分で思考・行動することは権威による被害を抑えることができるため、それを移譲する気もなくなることが考えられるためである。

 これらが達成されたとき、日本は真の民主主義国家となるであろう。今の日本は民主主義を標榜してはいるが全体主義的・奴隷的価値観をもつ国民のためそれが破壊されやすい環境にある(もっとも今の政権では、それが間近に迫ってきている感がある)。したがって、Anarchyな思考・行動をすることによって、その破壊を防ぐのである。

 

Anarchyな行動の例~立ち上がった教員たち~

 最後に、Anarchyな行動の例を一つだけ挙げ、記事を締めくくりたい。

www.msn.com

 正則学園高等学校(東京都千代田区)の複数の教諭は、理事長に対する始業前のあいさつ(当然労働時間外)や長時間労働に対し、決して経営者の言いなりとなることなく疑問を感じ、それをストライキという行動に移した。もちろんこれだけで万事解決となることはないが、これが解決への道筋の上にあることは言うまでもない。