日本社会の疑問を考えるブログ

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学校の七不思議(後編)

 前回4つまで取り挙げた「学校の七不思議」。あまりに長くなってしまったので、2回に分けたが、今回はその後編を記したい。

 

前編はこちら

 

 

 

(5)学校旅行のアレコレ

 小中高校どれも、毎年か、少なくとも各学校ごとに数回はあるであろう旅行行事(日帰り含む)。これですらよくわからないことが起きる。

 

 まず一番使われる貸切バスについて考える。

 席決めをするのであるが、なぜかうるさく誰かと一緒でないと気が済まない人ほど後ろへ行きたがる傾向がある。一番後ろの真ん中にいる人などその典型で言っても過言でない。

 

 

 次に航空機にまつわる話をしよう。

 国内でも沖縄といった離島やかなり離れたところ、海外の場合航空機を使うことになる。

 

 私は高校のころ航空機を利用した。ターミナルを離れた機体は滑走路へ向かうのであるが、その際うるさいのは例によって後ろである。

 

 下図の羽田D(05)滑走路からの離陸*1*2であったが、機体が加速を始めるとまたもや騒ぐのは後ろである。男女ともに野獣の雄たけびともとれる奇声を上げる。飛行機は絶叫マシーンじゃないんだから少しくらいは静かにしてほしいものだった。

 

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羽田空港の滑走路配置図。今考えてみたら、よくB747でD滑走路から離陸できたな、と思っている。

 

 同様に気になったのは、1学年となると300人以上いるが、このレベルになると同じ座席クラスに押し込むことが難しくなる。実際私のクラスはB747の2階席(国内線プレミアムクラス)*3があてがわれたここらへんで不公平に思う人が出てきてもおかしくない*4はずなのだが、そのような人への対応はどうしているのか疑問に思った。

 

 プレミアムクラスとなると、ラウンジや機内食、受託手荷物などで優遇が受けられるかと思ったが全くそんなことはなかった。また、マイレージはもらえなかった。

 

(6)「絆」

 類義語は「団結」「仲良し」など多数ある。だが、

 

非常に偽善的な言葉である。

 

 「絆」なんて気に入る人同士で自然に生まれるものであり、その重要性を喧伝したり、ましてやそれを作ることを強制したりするものではない。

 

 要するに一人でできることをわざわざグループを組ませてやらせたり、前回述べたように行事の準備のために拘束することなどもってのほかである。

 

 こういった場面で使われる「絆」という単語は、「束縛」「隷従」にすぎず、勝手に付き合わされていい迷惑だ。

 

 その後は、この「絆」というもの、都合がいいもので行事が終わればどこ吹く風、である。

 

(7)卒業式で泣く人

 一言。

 

それなら留年すれば?

 

なぜだろうかわからない

 以上、2記事にわたって学校で起こる不思議なことを取り挙げてきた。今となっても理由が不明なものばかりである。知っている方は教えてくれれば幸いである。

 

 (※)これを読んだ方は予想するだろうが、そのとおり私は友達というものができたことがない。幸いいじめは中学校になってからピタリとやんだが、よく言えば永世中立国、悪く言えば完全無視の状態であった。教員にも「お前の行動上そうなるのは仕方ない。リンチされないだけありがたいと思え」と言われたし。

*1:ちなみに、留学の帰りの飛行機はC(34R)滑走路への着陸であった。

*2:Takeoff clearance (Cap. to ATC): Taxing to runway 05 (zero-five), via "E"cho, "D"elta, "D"elta 1.

*3:B747のほか、A380など2階建て航空機では、一般的に2階席は豪華なクラスのエリアとなる。

*4:国内線ならさほど変わらないが、長距離国際線でエコノミークラスおよびプレミアムエコノミーに入らずビジネスクラスとなると、座席の機能が大幅に異なるため不公平に思う人が出てきてもおかしくない。