日本社会の疑問を考えるブログ

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政府の新飛行ルート案を聞いて

 2020年東京夏季オリンピックに向けて、政府が飛行ルートを新設するのだが...

新飛行ルートの概要

 当該オリンピックに向けて、外国人観光客のために増便をすべく、現在まで航空機が飛行しなかったエリアの飛行をするという。具体的には、埼玉~東京上空、大田区付近、川崎市の石油コンビナート付近(このあたりは高度50 m付近で飛行)するという。

新飛行ルートの危険性...

 「国民の皆さんが納得するよう説明をしていきます」と言いながら全く説明をしていない首相と強引に通される各種法案。この新飛行ルートもこうして通された法案の一つだ。
 まず、よくある批判として一蹴されそうだが、もう一度書く。住宅地や都市部を飛行して、落下物(航空機の部品の一部や下部に付着した氷塊)に対しどう対処するのだろうか。政府側はこれに対し何の説明も行っていない。それどころか、石油コンビナートの上空を低空飛行させるという危険行為を行おうとしている。十分な高度で飛行させればなんとか当該部を避けるように墜落させることは可能であろうが、低空飛行の場合そうもいかない。それを考慮せずに当該部を飛行させようとしているのだ。

まあ政府は言っても聞かないし…

 今更政府にこれを言っても「クレーム」として捨てられてしまう。それは署名活動をしてもデモ活動をしても変わらない。もともとこの政府自体がこういった抗議活動に対し耐性があるからだ。*1言い換えると何を言っても適当にはぐらかされて結局は予定通り行われるだけだ。最悪の手段ではあるが、ほったらかしにしてどういう結果を招くか傍観するという方法しかなくなる。
 さて、航空機を石油コンビナートの上に飛ばしてどうなるでしょうかねぇ?そこに落ちたら面白いことになると思いますがねぇ…

*1:抗議者側のことについては、ここでは触れない。