日本社会の疑問を考えるブログ

日本社会で生きづらさを感じるすべての人へ…

なんでどこもかしこも日本しか応援しないのかって?それはね…

 ラグビーワールドカップが始まった。相変わらずメディアは日本応援一色だ。だがこれは今回に限ったことではない。なぜ毎回のようにこうなるのか、考察したい。

 

 

毎度お騒がせ、日本の応援でございます

 オリンピックやサッカーワールドカップなど、世界的なスポーツの大会となると、どのメディアもそろって日本チームの応援をしだす。今回のニュージーランドラグビーワールドカップも例外ではない。嫌なら見るなといわれても、どこにいようとも目に入ってくる。止める方法はない。

 

 「識者やAIによる分析」という、一見中立なものがあったとしても、間違いなく日本が勝つという結論になる。

 

 なぜここまでそろっているのか。それは、金がらみの問題があると考えられる。この問題を、メディア・出演者に分けて考えたい。

 

メディアの理由

 どんな大きなメディアであっても、運営するには金が要る。なので、どこからか金を得る必要がある。

 

 NHKのように無条件で支払い義務をもつ*1メディアや、専門性が非常に高い(日本戦のことなど扱っている余裕がない)メディアを除き、広告収入が大きい。*2

 

 となると、広告料を出すスポンサーがいるわけで、そのスポンサーは金による力関係ができている。大げさに、時には誇大広告にもなりそうな誇張表現やありえないことまで並び立ててでも日本を応援しないと、スポンサーがつかないからである。

 

出演者の理由

 スポンサー→メディアとくると、そのしわ寄せはそのメディアを形作る記者や出演者に裏方などにやってくる。編集で大げさに応援するムードを作りだしたり、記者による文字表現も大きな影響があるが、ここでは特に影響の強い芸能人などの出演者について述べたい。

 

 裏方や記者と異なり、出演者はほとんどがメディアや芸能事務所などとの個人契約である。なので、スポンサーの意向が絶対のメディアが機嫌を損ねたらクビとなる。*3事務所に「この日とちょっと扱いづらいんですよね」と告げ口されると干されたも同然だ。

 

 日本を応援しない出演者は炎上するリスクがあるのも理由と思われる。炎上だと知名度が上がりそうだが、責任問題になりやすいのでマスメディアは嫌う。かつては日本負けろとは言っていないにもかかわらず、そのような発言があったと噂され炎上騒ぎになった事例もある。*4他の出演者は、ファインプレー評価を得るべく軌道修正を図るか、炎上に巻き込まれないため淡白な態度をとるかの二極化である。

 

 なので、心にないことでも大げさなジェスチャーや声で無理やりでも日本を応援しているという雰囲気を強制的に出させられているのである。

 SNSについても同様である。本当に日本を心から応援していますという保証はない。そこにあるのは日本を応援する文章だけである。言い換えるとやっているのは「私を使ってくれたら宣伝効果が上がりますよ、日々の努力もできず他人に感情移入して性欲を満たすバカな日本人のオナホになれますよ」という営業活動でしかない。

…ちょっとかわいそうである。

 

日本を応援しないで済むメディアとは?

 媒体は色々あるが、ここではテレビについて述べる。

 

 スポンサー収入が大きく占め、有象無象が見るメディアはうるさくなりがちである。それに該当するのが地上波民放である。実際、スポンサーが不要な(というか禁止されている)NHKは比較的控えめになっている。

 

 受動的に見に来てそのまま応援ウィルス集団感染に巻き込まれてしまうような人は、視聴に複雑な手続きを要するものは敬遠する。なので、複雑な機器を要するBS局だとさらに控えめになる。実際NHK-BS1は応援ムードがほぼなく試合中継のみを放送していたり、日本選手が弱いあるいは出場しない競技でも放送している。

 

 民放でもBS局はテレビショッピング(商品を直接宣伝するため日本を応援する必要はない)枠を豊富に持つので、やはり控えめになる。専門分野への需要のみを満たす(そして受信料収入がある)専門BS・CS局、その他の収入があるところ(授業料の放送大学など)はほぼ取りあげない。

 

そんな暇があったら自分の人生を頑張りましょう

スポーツ観戦する人は、自分の人生が悲惨だから他者に自己投影してチームの勝利を自分のことだと思い込んで喜ぶんだよ。スポーツ観戦は勝ち負けがはっきりしてるし、自分が応援しているチームが勝つという明確な目標があるから、自分の人生でうまくいかなかったことをスポーツの試合結果で補填しようとする傾向があるんだよ。

 勝ったらうれしいが、日本代表が負けたらもっと悲惨。

才能もない、努力もしない人たちがテレビの前で夢を見る。それが、スポーツ。テレビの前で他人の努力と才能に感動して、勇気と元気をもらったとか言ってるバカ。ざっくり言うと、感動して満足してんじゃねえぞ、自分が頑張れっちゅうこと。

 

 勝つかどうかもわからない日本代表に夢をはせ、オナニーをしている暇があったら努力でもして、専門スキルでも磨いたらどうですか。

 他国を貶して(日本を愛している割にはそんなことをしている時点で日本の価値を下げているともいえるが)いる暇があったら、外国語の1つでも覚えたらどうですか。

*1:ここでは、NHKの受信料制度の是非については言及しない。

*2:筆者は、広告を打つくらいなら有料化すればいいと考えている。こちらの記事を参照。

*3:なので、打ち切りの予定がない長寿番組のレギュラーを持つようなレベルの人物だと、露骨な態度は示さないにせよ、控えめにはなる。場合によっては日本側をチクリと刺す発言ができることもある。

*4:ちなみに、一般人のコメントにあった「元々嫌いだったけど今回の騒動でもっと好感度が下がった」というのは、「誰かは知らないが気に入らない」という意味であり、元々の好感度については事実とは限らない。