It′s not my business!(1)
日本人は、契約というものをよく認識しておらず、業務外のこともやりたがる。ここでは、経営者が労働者に対してそれを命令するケースを取り上げる。
契約外の「業務命令」
まず、経営者が労働者に対してそうする例を文献の引用を用いて示す。
なんで社長の家の掃除までしなくちゃいけないの...
もしも、社長の家の掃除や飼い猫の世話まで命令されたら、だれでもアタマにきちゃいますよね。「社長に逆らうとクビになるかも」。そんな社員の弱みにつけこんで、仕事に関係ないことまで命令していいのでしょうか?
週間しゃかぽん、朝日新聞社、p35-20
このように、社長の身の回りの世話をやらせたり、飲み会などといった各種行事にも参加させたりする。こんな時上層部が言うのは「業務命令」。どう見ても契約にないし、職務の範囲外だが...。
契約を守れクソ経営者
おいこらクソ経営者。あんた契約を何だと思っている。あくまで労働者は契約に書かれた業務をしに会社に来ている。契約を破って雑用をさせようとするんじゃねーよ。そのくせして最近の若者は仕事ができないとは何事だ。あんたが業務外のことをやらせようとするからこっちも契約を破っているだけだろう。
労働者側も応じるな、あと他人に強要するな
こういった契約外の命令に反感を抱いている人は遠慮なく「それは契約外です」と断っていい。どうせ無給なのだから。強要されそうになったらやりとりを記録した上で、労基に駆け込んだり、雑誌に垂れ込んでもいい(もちろん会社名も公表して)。
これを喜んでやる社畜はクソ経営者同様契約というものをよく考えろ。あなたクソ経営者に都合のよい奴隷としか見られていませんよ?あと他の労働者に強要するな。お前らと違ってこっちはやりたくないのだから。何?「苦しいけどみんなやってる」?それはお前らが勝手にやっていることだろう。契約外だからすぐに辞めればいいだろう。