今更オリンピック？ご冗談でしょう
かなり前からオリンピック候補地になろうと躍起になり、2020年オリンピック開催決定となったが、開催期間中とか、終わった後はどうするの？なお、今回は各項目の最後に、日本が3位以内に入りそうな新しい競技も考えてみた。
膨れ上がりつづける予算と閉会後の経済
diamond.jp
この記事によると、当初は3013億円を予定していたという。これだけでも2014年ソチオリンピック、2008年北京オリンピックに続いて第3位の高さなのだが、10倍以上に膨れ上がっている。国立競技場だってリフォームして使えば耐震基準も満たすはずで、他にも既存の施設を改修していけばよさそうだ。しかし、なんということをやらかしてくれたのでしょう！工員を酷使して、取り壊して新しく建設していくではありませんか。新しく建てるだけでもお金がかかるのに、今まであるものを取り壊していきます。もちろん元あった施設の利便性はお構いなしです。
これを解決する方法としては田舎だが交通の要衝から近い場所に競技会場を建設することが挙げられる。具体的には印旛村がよいかと思われる。成田空港から離れておらず、住都公団(現・UR都市機構)が開発に失敗した結果広大な土地が残っている。それを活用すれば取り壊しする費用はいらないはずだ。また、千葉ニュータウン中央～印旛日本医大は約10分に一度と増発は難しいが、それより東は30分空白が開くことがよくあり、そこに臨時列車を埋め込めば解決するはずである。まあ解決するのはこの問題だけなんだけどね。
問題はそれだけでない。閉会後の問題がある。オリンピックの経済効果はよく喧伝されてはいるものの、なぜか予想に反して経済が冷え込む。一度だけなら偶然だが、それが何度も起こっている。例えば、1964年東京オリンピックの後は、昭和40年不況という不景気にさいなまれた。理由としては、教協のもととなる投資・消費行動が続くことが大前提で議論されているため、「たくさん買ったししばらくはいいや」ということは考慮していないためである。ここに使用施設の維持費が転がり込むので、ますます赤字となるのである。何？税金で黒字にする？あなたB☆A☆K☆Aですか？俺らはお国の奴隷じゃねーんだよ。寝言を言うのもいい加減にしやがれカスどもが。そんなに金かけたいんなら政治家だけでやってろっつーの。すみません、取り乱しました。まぁとにかく、消費税増税*1を控えた中、金のない国民よりこれ以上搾取するのはやめていただきたい。やるなら賛成派とお金持ちと政治家だけでやっていただきたい。
景気の循環図。「週刊しゃかぽん」(朝日新聞社)17号、p14-15の図を参考に作成。
「税金無駄食い競争」→決められた額の税金をどれだけ無意味なことに使うかを競う。用途やできた施設の合理性のなさ、使用後の使用数の少なさや維持費の多さなどから評価する。
「公共の福祉*2逆走」→開発の結果、どのくらい不便になったかを競う。評価は周辺利用者のアンケート調査で。
「経済後退レース」→閉会後、どのくらい経済が落ち込むのか競う。自国で評価すると、特に日本政府・東京都は嘘をつきかねないので、第3国の有識者に評価してもらう。
東京・しかも都心部で？
東京・特に都心部は、予定している夏季オリンピックの時期、例年酷暑だ。直射日光が照りつけるだけでなく、アスファルトからの輻射熱で地表付近はサウナ状態になる。サウナの中で競技をしろというのは年寄りの冷や水(なんだか意味が逆に見えるが…)ともいえる暴挙である。死人が大量に出る予感しかしない。もしかして日本はこのオリンピックで、「日本の魅力に薫陶した世界中の人が寄せる想いが暑さとして表れているのです！そう、その魅力に外国人が倒れてしまうような美しい国なんです！」とでも宣伝するつもりなのだろうか。別にそこに痺れないし憧れない。むしろドン引き。外国人もそう思っているんじゃないの？
それと、都心部で開催して交通への影響はどうするの。電車はいつも満員だし、選手専用バスを用意するとおそらく宿泊施設までの間、交通規制を敷くことになって大渋滞になるぞ。あと、人が増えたことによる治安への影響はどうするの？海外ならある程度対策ができているけど、メンツを保つことしか考えていない日本の無能警察にできるの？
「三途の川自由形」→酷暑の会場で、三途の川を泳いでもらうタイムアタック。
「交通妨害・近代3種」→「ジャムメイキング」(時間内でどこまで渋滞を長くできるか)、「トレインサーフィン」(走行中の電車の屋根上でパフォーマンス)、「モブライバー」(集団で公道を移動することで塞ぎ、人間の川をつくる。これはワールドカップ後の渋谷でよくみられる)
「売り物早盗り」→いろいろな店から万引きしていく。時価総額で評価。
学生の強制徴用
東京都によると、都立の公立学校の児童生徒をボランティアさせるのだとか。なんか大学も休講にしろと言っているが、大学生も徴用する気か。一応ボランティアというのは英単語のvolunteerであり、「有志」という意味である。したがって参加も本人の自由意思によるものであるが、これだと「教育の一環」という名目で事実上の強制労働に処するわけである。なるほど、経費高騰とか、それに対する批判はここで解決してるのねw。…いやいや何をバカなことを。これってボランティアという名目の無償労働ではないか。ボランティアには労働基準法は適用されないから、その労働環境がどうなるか分かったものじゃない。それと、大学生についてだが、学問なんてどうでもいいから強制労働させとけばいいということか。なるほど。これも日本の研究力が劣る原因なのね。
「強制徴用コンテスト」→いかにうまく強制労働させるか。人をだます頭脳と彼らを強制連行する体力の両方が問われる。
「劣悪労働環境コンテスト」→ボランティアの労働環境が他国のそれや、賃金労働の環境と比較し、劣悪さを競う。
「ワースト研究コンテスト」→大学生が参加。専攻ごとに部門がわかれており、自分の専攻にエントリー。課題を出題し、それに対し研究及びプレゼンテーションをさせて成果を競う。
