日本社会の疑問を考えるブログ

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「モンスター社員」?それは会社側が悪いんでしょう

 ブラック企業に対し反発する者のことをこのように呼ぶことがあるが、私はモンスター社員は悪でも何でもないと主張したい。

モンスター社員は悪くない

 モンスター社員とは、一般的には、とにかく残業代を請求したり、各種休暇を取ろうとあらゆる手段を取ろうとする者を指すのだが...。
 そもそもモンスター社員とはいうが、彼らは法律に基づいて権利を要求しただけである。もちろん虚偽の理由を用い、理由が必要な権利*1を獲得した場合は問題だが、そうでなく、正当な理由および手段を用いて権利を要求した場合はなんの問題もない。 
モンスター社員とはなんと失礼な言い方だろうか。それなら権利行使をさせまいとする奴らはモンスター経営者あるいはモンスター社畜と呼ぶべきだ。

悪いのは経営者、社畜

 先述したように社員は正当な理由および手段で権利行使をしようとしており、法的になんの問題もない。にもかかわらず経営者はこれらの許可を出し渋ろうとする。確かに一時的な繁忙期かつ取得するものが有給休暇で、取得理由が労働者側の私用の場合はある程度取得を見合わせるよう交渉することはできる。しかし経営者はそれを逆手に取り、いつも繁忙期にしたがるが、そういう慢性的な人手不足には権利の制限は認められない。そもそもいつも忙しくなるのは経営者の人員配置にミスがあるためである。それを棚に上げて労働者にしわ寄せをするとは何事だ。さっさと人員配置を矯正すべきである。
 さらに社畜にも問題がある。法律をよく理解せず経営者に騙され、しかもそれを他の社員にも強制するというあるまじき行為を行っている。おまけに労働環境を良くしようと権利を獲得しようとする者に対してはKYだのアスペルガーだのと誹謗中傷する始末だ。労働環境を良くすることを考える頭はないのか、と聞きたい。

*1:前の記事でも書いたが、有給休暇はこれに含まれない。