また日本礼賛番組かよw
テレビをつけると、やたらと日本礼賛番組が目立つ。
よく出る日本礼賛番組
日本礼賛番組の一例・「Cool Japan」(NHK総合、NHK BS1)。ちなみに、ここでは「日本はビールの種類が多くていい」というが、単純にそれは商品数が多いだけである。風味や香りなど、完全に差別化できるものを考えれば、ドイツの方が種類が多い。ミュンヘンで行われる「Oktoberfest」を見るとよい。→Oktoberfest公式HP(英語が読めればな!)
最近日本礼賛番組が増えている。特に地上波放送では、局ごとにこのような番組を組んでいる。
日本礼賛番組の一覧
NHK総合：Cool Japan
テレビ朝日：世界が驚いた→ニッポン！スゴ〜イデスネ!!視察団
TBS：所さんのニッポンの出番
テレビ東京：ニッポン行きたい人応援団
かつてTBS系列では「ここが変だよ日本人」という番組で日本人を批判していた。が、最近このような日本批判番組は姿を消し、同時にこのような礼賛番組が台頭した。テレビ以外にも目をつけると、書店にはヘイト言論を扇動する書籍が山積みにされる*1など、根拠のない自画自賛が目立つようになってきた。
なぜこんな番組が？
日本人がバカなのは前々からだが、なぜこんな醜い自画自賛を始めたのだろう？バカだから現状に気づいていないのか、それとも現状には気づいたけど認めたくないのか。それとも両方か。
バカだから現状に気づかない？
これはありそうだなw。日本人に社会問題を話そうものなら「日本は素晴らしい国だ」「問題を社会のせいにするお前は怠けている」と。まったく、労基法違反というドーピングをしても欧米・アジア各国にGDPで大敗して、原因を探ろうとしてLGBT当事者にぬれぎぬを着せ、おまけにそれを国ぐるみで正当化する。こんなことする国のどこが素晴らしい国なんだよｗ？どうみても野蛮国家としか言えねぇじゃねーかｗ。で、「問題を社会のせいにするな」って、例えば先述のLGBT当事者は先天的なものですがどうしろと？おそらく日本人は「努力で何とかしろ」といいたいんだろうけど、そういう先天的なものをどう努力して克服すればいいのですか？努力すればなんでもできるとでも思ってるの？だったらとっととその努力で君たちが「非生産的だ」と侮辱するLGBT当事者にとって変わるぐらいの生産活動をしやがれｗ。他にも、社会問題とかも解決してみやがれ無能日本人どもがｗ。日本の社会問題は国連からも是正勧告を受けるほどだからな。それともう一つ。日本で起こる全ての問題は不満を思う個人の問題と断定できるのですか？今まで社会システムは不完全であるからこそあの手この手で修正を加えられてきたが、今の社会システムは完璧だというのですか？社会システム上の問題は本当に存在しないと言えるのですか？それも断定できないくせに「社会の問題点を考える」＝「甘え」と断定するとはなんと浅はかなw。根性でしか物事を考えられない愚かな君たちと違って彼らは社会の問題点を注意深く研究し、改善を図ろうとしている。まぁそれすらもわからないのが日本人のおめでたいところだがなｗ。
やれやれ…。井の中の蛙大海を知らず、燕雀安くんぞ鴻鵠の志を知らんやということかな…。
現状を認めたくないから？
愚かな日本人の言うようにその気になれば何でもできるのなら、TNTでアベヒトラーを爆殺して臨時政府を作り上げ、同時に社会制度を革新すればよい。それすらもできないということを実際は思っているが、言われると今まで耐え忍んできたことを否定されるようで腹が立つ、ということかな。一応言っておくが、社会制度に疑問を呈すことやその社会を変えようとすること、あるいはもっと住みやすい社会のある場所へ逃亡することや自分でそう言った社会を作ることを現実逃避というのなら、そうやってただ無思考で耐え忍び、「耐え忍ぶ俺様かっけー」「お前たちも見習いやがれ」としている方がずっと現実逃避だ。何もできない以上、こっちの方が生産性がないと思われるがw。
結局ただの「ポルノ」か
まあ日本なんてこのザマだよ。それを隠すかのように報道するメディアも問題だが、それを真に受けて日本スゲーと勘違いする国民も国民だよ。バカウヨ君は「嘘を垂れ流すマスコミ」と言われるが、嘘はバカウヨ君が言う日本を貶めようとするものじゃなくてこっちの方じゃないの？こういう番組を「愛国ポルノ」なんていうけど、確かにオナニーして日頃のストレスを晴らすために見るポルノ動画と一緒だな。
愛国ポルノの呪縛から逃れたい人へ
前にも書きましたが、とにかく地上波放送には碌な番組がないので、CS(BBC World News, CNNj)などを見ましょう。ポイントはとにかく日本の解釈が入ることがない(つまり、このような愛国ポルノや、海外の反応系まとめサイトは除く)、純粋な海外からの視点で見たメディアを見ることです。身近なインターネットでは、検索エンジンの言語設定を英語にすることが挙げられます。このような英語のサイトでは、日本のようにゴシップやノイズじみたものがほとんどないので、知りたいことが落ち着いて調べられます。例えばGoogleなら、ホラ、この通り詳細な説明を簡潔にまとめてくれ、さらに学術論文へのリンクも貼ってくれています。*2
*1:一応日本を批判する書籍もあるのだが、実店舗ではほとんど目立たず、外国人が書いた本の翻訳書である場合が多い。
*2:ただし、オープンアクセスの論文(発刊間もないものなど)を除けば、閲覧には購読契約が必要。なお、学術論文のみを検索したいならGoogle Scholarが便利。
